憂鬱な世界を踏み潰してくれないか
the pillows『LITTLE BUSTERS』
- アーティスト: the pillows,山中さわお
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1998/02/21
- メディア: CD
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pillowsとの出会いは、
ミスチルの桜井さんが雑誌で紹介していて、
軽い気持ちで聴き始めたのがきっかけです。
このアルバムには、当時大人気だった
桜井さん、マサムネさん、トータスさんが
推薦コメントを寄せています。
仲が良いんですね。
しかし売れなかった...
でもいいんです。
このアルバムは間違いなく名盤です。
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#2『アナザーモーニング』
『今日は僕の新しい誕生日なんだ』って良い歌詞だなぁ。
扉の向こうには約束なんてない
でも行こう 生まれ変わる朝が来た
強い決意が胸を打ちます。
#3『One Life』
青い芥子の花びらが風もなく揺れてたら
僕のため息のせいだ
覚えてないけどきっとそうさ
なんとネガティブな歌い出し。
2番では周囲に馴染めないはみ出しものの決意を
高らかに歌っているようで、
私みたいなダメ人間はぐっときてしまいます。
サビの歌詞はいつものピロウズ節。
#7『ハイブリッドレインボウ』
このアルバムの核であり彼らの代表曲。
Can you feel?
Can you feel that hybrid rainbow?
ここは途中なんだって信じたい
I can feel.
I can feel that hybrid rainbow.
昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日を待ってる
ピロウズの魅力がぎゅっと詰まった曲だと思います。
#8『blues drive monster』
10代の頃、何度も何度も聴いた曲です。
曲中に登場する『blues drive monster』、
私にとってはピロウズの曲や色んなロックバンド、
大好きな音楽がそれでした。
時代が望んだヒーロー 目の前で倒してよ
このフレーズに尽きます。
#9『パトリシア』
大学時代、先輩にこのアルバムを紹介したところ、
パトリシアみたいな女の子が良い、
と言っていました。
そういうものなんでしょうか。
#11『LITTLE BUSTERS』
ラストにぴったりの曲。
『buster』って『破壊者』の意味があるらしい。
未来を叫ぶkidsには、
『masters』なんかじゃなく『Little Busters』が必要なんだ、と。
メロディーは爽快。
悩める少年は、やっぱりこのアルバムを聴くべきだ(提案)。
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思春期のモラトリアム真っ只中の頃は、
随分悩んで毎日自己嫌悪ばかり。
今の自分はイヤだ
かといって、自分なんか変われるはずがない
なんて悲観していました。
そんなとき、pillowsの曲を聴いていると
『変わらなくてもいい、そのままでいい』
と自分を認めてくれるような気がして、
随分と励みになったものです。
...ピロウズのアルバムを紹介すると、
どうしても個人的な想いを述べてしまう...
10代の頃は、毎日イヤなことばかりだと
思っていたけれど、改めて振り返ると、
pillowsが居てくれたことは
本当に幸せなことだったと思います。